理想郷

一人は寂しい?

でも、最初から一人だったら?

何も知らず、誰も居なければ?



『 寂しさ・孤独 』なんて感情を知らないのかも・・・・・・。



寂しいなんて感情があるから、苦しいのかな?

周りに人間がいるから、悩むのかな?


人は・・・己以外の「人」を気にする。

そして、比べる。

私も小さい頃に親に植え付けられたちゃったけど・・・。



私の親は、事ある毎に言いました。

「○○ちゃんは、あーなのに・・・。こーなのに・・・。」

「お前も負けずに頑張れよ。」

「なんで、お前はそーなんだ・・・。」


はいはい。どうせ、私は不出来です。

ごめんね~。理想通りに育たなくて。


時折、私はこの世界から消えたくなる・・・。

全ての音を消し去りたくなる・・・。

ノイズだらけの日常が・・・堪らなく苦しくなる・・・。


こんな中途半端に生きてるから・・・私は大切なものを掴んでおけないのかな。


手の中いっぱいに大切なものを見つけて、大事に持っていたはずなのに・・・

サラサラと指の隙間から零れ落ちていく。

気づいた時には、私の手の中には何も残ってない・・・。

その時、胸が苦しくて・・・痛い・・・。


なんで私、女なんかに生まれたんだ?

男だったら・・・何か違ったはずなのに。


強くなろうと20数年生きてきたけど・・・

年々、弱くなってないか?


最初から何もなければ・・・

誰も居なければ・・・


こんな思いはしなかったのかな?





意外に私って、細かいこと気にしすぎ・・・。

そして、とてつもなく我儘・・・。

自分でも解ってる。

そんな、どーでもいい様なことを・・・って幾度も思ってる。


・・・けど、気になる。

些細な事なのにね・・・。


昔の恋人に未練なんて一つも無い。

記憶にも、たいして残ってない。

愛してた?って聞かれたら・・・「愛なんて知らない」としか答えられない。

なのに・・・恋人に必ず聞いてたことがある。

「私は、貴方の中の優先順位・・・何位ですか?」って。


私は、誰かにとっての一番になったことがない。

親にとっても、一番ではない。

友達にとっても、一番であるはずがない。

誰かの一番なんて、ありえないよね。

家族も友達もみんな同等に一番で、順位なんて付けられない。

解っていても・・・一番が欲しいと思ってしまう。


私のPIECE。【 順位 】


昔はただの負けず嫌いって片付けられたけど・・・。









思考が定まらない・・・。

頭の中、グチャグチャだ・・・。

今日は快晴・・・。

でも、仕事って気分ではない・・・。

自由業で良かった・・・。

青い空と白い雲。

屋根に登って、眺めてようかな?

どうせなら、山に登って眺めようかな?


いつもなら・・・

『 さぁ、戻りましょう。いつもの「私」に・・・。』

この合言葉で平静を保てるんだけど・・・今日は無理そうだ。(苦笑)


私の居場所が見つからない・・・。

















理想郷・・・


私一人だけでいい。

何もない。

何も聞こえない。


空虚な世界。

そこで静かに眠りたい。










はぁ~、めんどくさい女だゎ。